Bay to Breakersは1912年に第1回目のレースが行われた古いイベントです。真剣にタイムを競う人、思い思いのコスチュームを身に着けてウォーキングを楽しむ人、それぞれのペースでサンフランシスコ市を横断する12キロのレースです。全米各州はもちろんのこと、38カ国からの参加者も含め、50,000名以上がコースにあふれます。
今年は100回目の記念大会なので、ゴールした人には特別なメダルが授与されるとのこと。いつもはのんびり歩きすぎて締め切り時間までにゴールできないコスチューム組の私も、今回は張り切らざるを得ません。絶対正午までにゴールするぞ…!
さて、7時前にスタートエリアにたどり着くと、通りはすでに人で埋め尽くされ、トルティーヤが頭上を飛び交っていました。本当は禁止されているんですが、スタート前にトルティーヤを投げ合って盛り上げるのが恒例なのです。ぼんやりしていると時々後頭部に直撃を食らうので油断なりません。
本コースより1本手前の路地まで人でいっぱい。 |
このグループにはコスチュームを身にまとった人もいっぱいいます。今年目だったのは映画「ブラックスワン」からインスピレーションを得たらしいバレリーナや、ロイヤルウェディングを模したカップルまたはグループ、パキスタンでの軍事行動に絡んだものといった時事ネタでした。また遡上する鮭軍団、エルビス・プレスリーの集団などの常連コスプレも見られ、華やかにレースを盛り上げます。
総勢20名を超える鮭。彼らはゴール地点からスタート地点まで逆走し、スタート地点で倒れるパフォーマンスをすることで有名です。 コスチュームを身に着けている呑気なランナーは、写真を撮ったり撮られたり、間食したりと散歩気分でコースを歩き続けます。 途中、コースの名所でもありランナーにとっては心臓破りのHayes Hill。前にも後ろにも人の波が続いています。 |
Hayesの坂からコースを振り返って。 |
ゴールしたらその場でメダルがもらえるのかと思いきや、実は1マイルくらい先まで歩かされました。12kmのレースのはずが、実際には15km近くあるような気がします。普段ぜんぜん歩かない私には過分な運動でした…。
何はともあれ、ゴールの証、無事に入手できました! 次の100回目には走ることはできないけれど、年に1回の楽しみなので続けていきたいです(早起きはつらいのですが…)。
実はメダル裏面に名前とタイムを彫りこんでもらえたのですが、頼むの忘れました。。。 |
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