6/26/2015

フェリー・ビルディングで朝御飯

サンフランシスコの海の玄関口、フェリー・ビルディング
1898年に対岸の町とを結ぶフェリーや、市内を走る路面電車のターミナルとして建造された白い時計塔が特徴的な美しい建物は、2度の震災や水上交通利用状況の変遷に翻弄されながらもこの地にしっかりと根を張り続け、近年はレストランやフードベンダーが雑居するマーケットプレイスとして定着しています。

この場所で週3回催されるファーマーズ・マーケットは、野菜や果物だけでなく、アルチザン・ブレッドやハンドドリップ・コーヒーの人気店も出店しており、地元の住人だけでなく遠方からも来訪者が絶えません。

市内のメインストリート、マーケットストリートの突き当たりに位置し、主要ホテルからのアクセスもしやすいので、サンフランシスコに観光でいらしたら、ぜひお土産探しに足を運んでいただきたいスポットです。
今日は「朝御飯」をテーマに、その一部をご紹介します!

Blue Bottle
言わずと知れた、サンフランシスコ4大サードウェーブコーヒーの元祖。
この5月までファーマーズマーケットにもテントを出していましたが、今はビル内のショップの営業に集中しています。
いつ行っても長蛇の列で、飲み物を手にできるまでかなり時間がかかりますが、丁寧にドリップされたコーヒーも、きめ細かなフォームミルクとの相性抜群のエスプレッソも、安定の美味しさです。
ここでひとつお勧めなのはリエージュワッフル。
コーヒーのフィルターに無造作に入ったかわいさもさることながら、外側はかりっと、中はふんわりしていて美味しいのです。朝御飯にいかがでしょう?
店舗は歴史あるビルの一角にあります
ワッフル、かなり大きいです
優しいラテアートのカプチーノ

Biscuit Bender
手作り感満載の小さなブティックに、7~8種類ものビスケットを展開しています。
さっくりふわふわのビスケットは、バターの風味も粉の味わいも絶妙のバランス。
ちょうどいいポーションのバターも売ってくれるので、買ったその場で新鮮なうちに食べるのがベストですが、おうちやホテルに持って帰って、次の日の朝御飯に温めなおして食べても、豊かな風味は損なわれません。
かわいらしいお店のたたずまいも必見!
メープルベーコンとヨーグルトレモン。どちらも美味しかったです

Acme Bread
こちらもベイエリアのアルチザン・ベーカリーとしては老舗の風格ですが、工房直販なので、焼きたてほかほかのパンに出会えるのは、こことバークレーの店舗だけ。
朝御飯的お勧めは、アップル・ターンノーバー。
さくさくのパイ生地に包まれているのは、ありがちなアップルジャムではなく、フレッシュなりんごをキャラメリゼしているのです。
間違いなく、ベイエリアで最も美味しいアップル・ターンノーバーです。
ここも行列のできやすい店舗。ファーマーズマーケットにも出店しているので、意外とそちらの方が空いていることも
これがベイエリアトップクラスのアップル・ターンノーバー!

番外編:Sight Glass
こちらはファーマーズマーケットに出店しています(火曜・土曜)。人気のサードウェーブ・コーヒーの飲み比べができちゃいます!
というわけで、今回はカプチーノで比べてみました。
一口目の印象は、Sight Glassの方がBlue Bottleより強い気がしました。
小さな10x10のテントでの営業
こちらもふわふわフォームのカプチーノ

なお、フェリービルディングは、特に週末は大変賑わいます。
そこで若干問題なのがおトイレ事情。
女性のバスルームは各フロア1箇所しかなく、1階のバスルームは数十人規模の列ができることも珍しくありません。
実は、2階にもバスルームがあるのですが、こちらはあまり知られていないので、ぱっと見て列ができているようなら、一度ビルの正面玄関へ回り、外階段から2階に上がるとトイレへのサインが出ていますので迷うことなく、すばやく用を足せます。


Ferry Building Market Place
One Ferry Building
San Francisco CA 94111
http://www.ferrybuildingmarketplace.com/

6/19/2015

Costa Rica 9日間ツアー

いつもIACEのブログをご覧頂きありがとうございます。

今回はコスタリカについてご紹介させて頂きます。

コスタリカはニカラグアとパナマの間にある中米の国です。
中米のスイスといわれるコスタリカは国軍を持たない、中米の中でも比較的安全で裕福な国です。
コスタリカは近年エコツーリズムにより、世界から注目を集めています。

今回はそんなコスタリカでの体験を写真と併せてご紹介いたします。
私はG ADVENTUREというツアー会社を通して混載のツアーに参加しました。

ツアー初日は首都であるサンホセからLA FORTUNAという街へ

LA FORTUNA

LA FORTUNAはARENAL火山の麓にある観光地です。
ARENAL火山の近くにあるARENAL湖はなんとコスタリカの国全体の約70%の電力を水力発電により供給しています。

LA FORTUNAでは湖や山の中での様々なアクティビティーを催行しています。
その中でも私は人気のキャニオニング、カヤック、洞窟ツアーに参加しました。

キャニオニング(CANYONING)は歩いて渓谷を下っていくアクティビティで、ロープワークなどを利用し滝の流れる崖を降りたりなど、少しスリルのある体験が出来るスポーツです。
崖を降りるといってもガイドが2人ついているので、万が一ロープを誤って放してしまってもガイドが必ず助けてくれるので、安心してチャレンジできます。
天然洞窟

ARENAL湖でのカヤックはキャニオニングと比べとてもリラックスの出来るアクティビティです。
湖周りの森からは様々な鳥の声が聞こえ自然と一体になったような気分が味わえます。
湖を進んでいくと森にさえぎられていた壮大なARENAL火山が見えるポイントまで行くことができ、その山の大きさに圧倒されます。

洞窟ツアーは火山麓にある天然の洞窟(VENADO CAVE)の中を探検するツアーです。
洞窟の中は火山からの温泉の影響か意外と蒸し暑く、流れている水は少し生ぬるい感じでした。
洞窟内にも様々な生き物がいました。
目の前をコウモリが飛んでいくのはもちろん、大きなクモ、カエル、小さな魚などを見つけることが出来ます。
この自然が作り出した造形のなかを探検するのは他では出来ない貴重な体験です。
天然洞窟
ARENAL火山とARENAL湖

LA FORUTUNAから自然保護区MONTEVERDEへ。

途中コスタリカ特産でもあるコーヒーのプランテーションに。
ここではコーヒーだけでなくサトウキビやカカオなども栽培していました。

ガイドからコーヒーがどのように収穫され私達が普段から知っているコーヒー豆になるまでの過程を教えてくれました。
最初に収穫されるコーヒー豆は灰色で香りも全くしません。
焙煎することによって私達が良く知るコーヒー豆になります。
焙煎前のコーヒー豆
焙煎されたコーヒー豆

MONTEVERDE自然保護区 (MONTEVERDE CLOUD FOREST)

コスタリカでも最も人気の観光地の一つです。
アクティビティの種類はLA FORTUNAと似ていますが、(ハイキング、ウォーターラフティングなど)、なんといっても約1.5キロ程もあるキャノピーツアーは大人気です。
ここのキャノピーは何といっても高さと距離が桁違いにすごいです。
森林の約800メートル上空を1本のワイヤーが通っており、そのワイヤーにハーネス(命綱)を取り付け一気に森の反対側まで滑っていくもので、森の上を空を飛んでいるような感覚が味わえます。(高いところが苦手な方にはかなり厳しいかもしれません。。。)
ジップライニング

またこの自然保護区はバードウォッチングで有名です。
ここではたくさんの美しい鳥たちや野生動物たちを間近に見ることが出来ました。
蜜を吸いにくるハチドリ
クビワアメリカムシクイ

MONTEVERDEでの観光後、次に向かったのはMANUEL ANTONIO国立公園です。

MANUEL ANTONIO国立公園

MANUEL ANTONIOは太平洋に面したコスタリカの西岸にあるリゾート地近くの国立公園で、ここでも多くの野生動物に出会えることが出来ます。
この公園周辺では爬虫類の他、特に他哺乳類(サル、ナマケモノなど)が多く生息しています。
私も数種類のサルとナマケモノを見つけることが出来ました。
道中の橋の下で見たクロコダイル
ノドジロオマキザル
ナマケモノの親子

MANUEL ANTONIOは海に面していますので、海でのアクティビティも豊富です。
私はクルーズとシュノーケリングに参加しました。
時期によってはクジラやイルカなどの海の生物も観測できるようです。
MANUEL ANTONIO国立公園内のビーチ
クルーズ船

MANUEL ANTONIOでゆったりとしたリゾート気分を満喫したあと首都SAN JOSEへ戻り、次の日のフライトでトロントへと戻りました。

コスタリカを旅して本当に平和で裕福な国であるということ、そして現地の人々もとても優しい人が多いということが分かりました。
コスタリカを訪れた旅行者の多くがまた戻って来たいと思うそうですが、それほどこの国はたくさん魅力で溢れています。
もし中米を旅してみたいと思っている方はぜひコスタリカを訪れて大自然と触れ合ってみてはいかがでしょうか?

6/12/2015

9月に行ったヨーロッパ旅行

少し前になりますが、9月に行ったヨーロッパ旅行についてご案内したいと思います。
9月は気候も悪くないし、航空券の料金も落ち着くので狙い目のシーズンです。

ここバンクーバーからは夏にヨーロッパへ行く航空券がとても高いのですが、比較的安くて便利なのがチャーター便。
今回はバンクーバーからパリへ入り、帰りはロンドンからバンクーバーというルートでチャーター便を手配し、パリ~ロンドン間はユーロスターを使って移動しました。
パリ行きもロンドンからのフライトも直行便で利用できるのはチャーター便ならでは。
突然の時間変更も有り得るので同日の他都市への移動はお勧めできませんが、到着の都市に数日滞在するのであれば文句なしの便利さです。

駆け足の旅行でしたが、滞在中の写真をいくつかご案内します。


機内食のお味は...見た目の通りです。
ワインが1杯無料でサービスされます♪


観光客が世界で一番多いと言われているフランスだけに、観光名所はどこに行ってもたくさんの人で賑わっていました。

凱旋門は屋上に上るとパリの街を一望できます 。

お決まりのエッフェル塔へは運河を巡回している水上バスに乗って移動。
この水上バスは観光名所で乗り降りできるシステムになっているのでとっても便利。
地上からは撮影できないアングルで写真を撮れるのでカメラ好きの方にはお勧めです。
水上バス http://www.batobus.com/en/timetables.html

水上バスでノートルダム大聖堂のあるシテ島にも立ち寄れます。

憧れのベルサイユ宮殿。
壮大なスケールに圧倒されます。
時間のある方は宮殿とは全く雰囲気の異なる離宮にも是非足を運んでみて下さい。

ガイドブックで何度も見たことのある観光名所も実際に見るとやはり感動が違います。


ロンドンはパリに比べて肌寒い気候でした。
ロンドンはほとんどの博物館や美術館が無料なのが嬉しい。

自然史博物館

大英博物館

イギリスでクリームティー。
スコーン好きにはたまりません。

写真はありませんが、しっかりとパリ・オペラ座のバレエや、ロンドンで本場のミュージカルも楽しみ、充実のヨーロッパ滞在でした。


チャーター便も便利ですが、バンクーバーからは春からエアフランスがパリまでの直行便を就航したのでフランスへも年中気軽に行けるようになりました。

IACEではホテルや現地発着ツアーの手配も可能ですので、是非お気軽にお問い合わせ下さい。

6/05/2015

ヨーロッパ鉄道の旅 Part4

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1日目:パリ 〔第一弾ブログ〕
2日目:パリ ⇒ ブリュッセル(ベルギー)〔第二弾ブログ〕
    ブリュッセル ⇒ ミラノ 〔第三弾ブログ〕
3日目:ベネチア 〔第三弾ブログ〕
4日目:ミラノ 〔第三弾ブログ〕
5日目:フィレンツェ ---- <今回ブログ>
6日目:ローマ ---- <今回ブログ>
7日目:ローマ ⇒ ゲント(ベルギー)〔第二弾ブログ〕
8日目:ゲント⇒ フランクフルト〔第二弾ブログ〕
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第1弾 http://iacetravel.blogspot.com/2014/10/blog-post_17.html
第2弾 http://iacetravel.blogspot.com/2015/01/blog-post_30.html
第3弾 http://iacetravel.blogspot.com/2015/04/part-3.html


最終章はフィレンツェとローマとなります。

ミラノを拠点に、ベネチアと、ミラノ観光を終え5日目は花の都フィレンツェへ。
今回のヨーロッパの旅では「サッカー観戦」「食事(ビール)」というのが目的ではありましたが実際はこのフィレンツェが私(K)にとって一番訪れたかった場所です。

「10年後にフィレンツェのドォーモで・・・・」このフレーズ。
そう、あの “2000年に一度の恋” とサブタイトルのついた映画、「冷静と情熱のあいだ」その舞台であるフィレンツェは私(K)の憧れの地でした。

ミラノよりフィレンツェまで電車で3時間程の距離、これまで2日間すでにミラノ駅を利用しているため、経験者の余裕からミラノ駅のカフェにて朝食(2日連続)。
そしていざフィレンツェへ!

フィレンツェの駅到着後、駅からは15分ほどの位置にある「ドゥオモ広場」へ、フィレンツェの町並みを堪能しながら散歩気分。
レンガ色の屋根と白壁の2色に統一された町並みは、映画で見ていた印象そのままで自分が主人公にでもなってしまったのかと思うほど、フィレンツェの魅力に落ちてしまった。
石畳でできた道路は中世ルネッサンスから変わらないたたずまいで風情があるが、スーツケースを持っている我々にとっては非常に歩きにくく、歩道も一人しか歩けないほど狭いものでした。

ドゥオモ広場に行く途中、この日の宿泊ホテルに立ち寄り早めのチェックイン完了。
部屋に荷物を置いて軽装でドゥオモに臨む!!

ドゥオモ広場に到着。
目の前には映像では何度も見ていた「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(ドゥオモ)」。
ここはこの町の象徴であり、観光のメインだけあってカメラを構える人、露店で民芸品を売る人など活気に満ちていた。

我々が到着したのは12時近い時間で、ランチ、ビールからの誘惑もありましたがそんな誘惑を吹っ飛ばす、長蛇の列が・・・・・それはドゥオモの頂上へ登る階段待ちの列。

大聖堂を囲むように長く伸びた列は、GW時期のスプラッシュマウンテン並(わかりやすい!!)
絶対に登りたい場所ではあるが、並んでいるだけで夕方になってしまう予感がしたため、交代交代で市内を散策することに。

列は15分に1回の割合で40人ほどに開放され、徐々に自分の順番が近づいてくる。
何回かの交代を繰り返し、そろそろ『次は自分たちの番では?』、と心躍らせていたところ・・・。
やっぱり、我々の旅にはハプニングがつきもの!!
チケットもってない・・・・・
我々持っていないが・・・・もう2時間近くも並んでいるが・・・・

スタッフに事情を説明し、大急ぎでチケット売り場へ。
広場を駆け回りどうにかゲット!!
最初からチケット必要だろうと推測すればわかりましたが・・・・・・事前準備が必要ですね。

ただ、ここから地獄の階段登りが・・・・永遠と続きます。

途中、大聖堂内部の中二階に出るところがあり、ドゥオモの内側部分にあたる天上には、キリストの最後の審判をテーマにした壁画があります。
ドーム上になっている天上にこれだけ鮮やかに描けるのかと不思議に思います。

ようやく、頂上に到達するとフィレンツェの町を一望できる、最高の景色。
約束の地 - フィレンツェのドゥオモ - 恋人たちのドゥオモ・・・

もしかすると、待ち人がいるかも知れないとのことで、Tさんと頂上にて別行動。
歴史指定地区のためドゥオモ以外に高い建物もなく、レンガ色で統一された町並みが、どこまでも続いています。

大きな達成感を得たあとには、やっぱり空腹でビールが恋しくなります。

広場の近くにあるレストランへ。
イタリアに来てすでに、3日目・・・もうパスタ・ピザはさすがに飽きた。
何か違うものを、ということで、ランチはTボーンステーキ!!

チーズではない、パスタでもない、肉が恋しくなっていたところにTボーン。
そうなんです。フィレンツェってお肉有名なんです。
これにーー1リットルのビールーー。
最高の組み合わせです。

空腹も満たされ観光再開!!
観光バスに乗り込み、フィレンツェの町を一周。

夢にまでみたフィレンツェを堪能し、翌朝ローマへ移動。

ローマの駅から即、お得意の観光バスに乗り込み市内観光へ。
バスに乗り込むと近代的な建物が並ぶ街中から、突然タイムスリップしたかの様に、遺跡が現れる。

ローマが初めてだった我々は、とにかく観光名所を周ることに。

真実の壁には長蛇の列が。

一部修復工事がされている、コロッセオとトレヴィの泉。

男二人旅だが、ここまで来るとローマの休日気分。
もちろんココではジェラードを堪能。

ローマにてイタリア最終日とのことで、食事はピザとパスタ・・・・またです。
毎度毎度のレパートリーですが、一口食べれば地域によって特色があり、新鮮な気分になります。

夜にはサッカー観戦のできるバーを探し、地下鉄へ。
この写真でわかるとおり、かなり危険な香りがします。

問題なく乗車はできましたが、夜の地下鉄や、裏道など観光客が少ない場所には極力避けた方がいいですね。

今回ヨーロッパ8日間の旅を4回に亘ってブログに投稿いたしました。
いろいろな都市を巡る忙しい旅ではありましたが、ヨーロッパの町並みを堪能することができました。
満足できる旅行の裏には、入念な計画と準備が必要だと毎回感じさせられます。
この8日間には航空券やホテル、レールパスなど一から計画したものです。
旅行の計画をしている時が一番楽しい時間とも感じられます。
皆様のご旅行の計画にも是非お役立てくださいませ。