ベイエリアは唐突に晴れの季節が終わり、雨が降り始めました。行楽シーズンも終わりですが、町歩きにはよい気候です。
そこでサンフランシスコ散策に行ってまいりました。
- San Francisco Zoo
http://www.sfzoo.org/
サンフランシスコ市の中心部からだいぶ西の海岸寄りに位置するこの小さな動物園は、地元の人々に大事に愛されています。
園内の移動は基本、徒歩。トラムやバスなどはありません。
大人の足なら3時間程度で全てのゾーンをゆったりと回ることができます。子供連れなら1日のんびり過ごすのもよいかもしれません。
特に目玉となる動物がいるわけではありませんが、キリンやシマウマ、ペンギンや熊などメジャーな動物の生態を間近に見ることができます。
サルの展示もかなり充実しています。じっと座ってこちらを見ているまなざしに知性を感じ、ふとこの間観た「サルの惑星 創世記」を思い出しました。
レタスをじっと見るキツネザル。
個人的には、子供向けのコーナーのプレーリードッグとミーアキャットの展示にぐっと心を掴まれました。
プレーリードッグは少し広めの運動場に座り込み、牧草を手に持って食事に夢中だったり、追いかけっこをしていたり。両手で食べ物を持つしぐさが可愛くて、しばらく見とれてしまいました。
その隣、ミーアキャットはあまり数は多くないものの、こちらも岩の上にごろんと転がっておなかを見せたり、体育座りでこちらを見上げたりとしぐさの可愛さでは引けを取りません。ただ、彼らケージの上をカラスが通過したとき、全員機敏な動作で上空を見上げ、シリアスな様子で警戒していたのが印象的でした。
たかがカラス、でも彼らにとってはそれなりの脅威だったようです。普段餌を掠め取られているのかもしれません。
そんな感じでどこの動物園でも見られる光景ですが、ハト、スズメ、カラスにカモメと、飼育されていない鳥類も自由に出入りしています。彼らにとってもよい餌場、繁殖地になっているようです。
それに加えてこの動物園では、クジャクも自由に歩き回っています。ちゃんとオーストラリアの動物コーナーに展示されているグループもいるのですが、個別に動き回っている数も少なくありません。
堂々と通路を横切り、花壇の花芽をついばみ、そして関係者入り口に消えていきました。彼は展示対象ではなく、職員なのかも知れませんが…。
こっそり「職員の方」と呼んで後を付け回してしまいました。
-Paxton Gate
http://www.paxtongate.com/
生き物を堪能した後は、化石を見物に。
もちろんサンフランシスコにも博物館はございますが(http://www.calacademy.org/)、午後から行っても目玉のプラネタリウムは整理券がもらえない可能性があるので、あえてこちらのお店へ。
こちらの化石、骨、剥製はお金を出せばご自宅に連れ帰ることが可能です。
動物の骨を利用したファンタジックなアート作品も数多くございます。
正直私には扱いかねるアイテムも満載のこのお店、ちょっと心惹かれたのは理科の実験器具でした。
どこに飾ったら楽しいかな……としばし考え、いい場所が思いつかなかったので購入は見送りました。
遠方の方にはオンラインショッピングもございますので、ぜひ一度のぞいてみてください。
※店内の写真撮影は著作権保護のため禁止されております
-Philz Coffee
http://www.philzcoffee.com/
豊かなフレーバーのブレンドコーヒーに定評のあるサンフランシスコ発祥のカフェ。
1号店は24th streetとFolsom streetのコーナーにあります。わずか8年の間にサンフランシスコ市内を中心にベイエリアに9店舗展開する人気カフェです。
好みは分かれるところですが、お勧めは定番のTesoraやPhilharmonic(いずれもミディアムロースト)にミルクと砂糖をほんの少し入れること、でしょうか。ブラックで飲むよりもよりブレンドの風味が引き立つような気がします。
サンフランシスコは大きな町ではありませんが、メジャーな観光スポット以外にも見所の多い町です。
フィッシャーマンズワーフもゴールデンゲートブリッジもアルカトラズもチャイナタウンもケーブルカーも経験済みの方、次回はちょっと変わったポイントをめぐってみませんか?
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