先日里帰りで日本に行った際、友達を誘って世界遺産に登録された富岡製糸場に行って来ました。
富岡製糸場は群馬県の富岡市にあります。東京から約1.5時間で行けます。
私たちは東京からの出発でしたが、上野駅で待ち合わせをして高崎迄の新幹線のチケットを入手する事にしました。
東京駅から高崎駅までは上越新幹線と北陸新幹線の両方が同じ線路を使用しており、高崎の先で新潟方面の上越新幹線と、長野、富山、金沢方面の北陸新幹線に分かれますので、高崎までであればどちらの新幹線に乗っても行けます。
今回は、今年の3月14日に全線開通した北陸新幹線の新型車両のE7系(またはW7系)に乗ってみたかったので、金沢行きの『はくたか号』のチケットを入手することにしてみました。
指定席が欲しかったのですが、生憎満席との事で自由席になりました。下の写真は同型車両を別の日に東京駅で撮影したものです。
一度は乗ってみたかったE7系(W7系)。(EとWの違いは所属の車両基地による違いのみです)
今回は上野駅から乗車しましたが、上野駅に到着した『はくたか号』の自由席は既に東京駅を出発した時点で満席になっていて、上野駅から乗車の我々ば通路に立っての乗車となってしまいました。
上越新幹線にするか、北陸新幹線でも長野止まりの『あさま』でしたら座れたのかも知れません。或いは、東京駅で待ち合わせをして、ホームで自由席の列に早めに並ぶのも方法でした。
ともあれ、上野から高崎までは2駅、僅か43分程で到着です。
最新型の新幹線には乗れましたが乗り心地を楽しむ事も出来ず到着です。
高崎駅のコンコース。お店が沢山あって便利な駅です
高崎駅からは現地のローカル線、上信電鉄に乗り換えます。
乗り換える前に緑の窓口で帰りの新幹線の座席指定をしておきました。
案内看板に従って上信鉄道の駅に向かいます
急にローカル鉄道感が出始めました
上信電鉄の駅では製糸場の最寄り駅、上州富岡駅までの往復乗車券と製糸場の入場券がセットなった記念切符が販売されていましたので購入。
通常2,580円のことろを2,140円で購入できますのでお得です。
これぞローカル鉄道と言った感じの駅舎。製糸場の案内はいたる所にあるので迷いません
2012年から導入された新型の上信鉄道7000系
お昼時でしたので高崎駅のコンコースで販売していた駅弁を購入し、次の列車に持ち込んで車内で食べることに。
日本の駅弁の種類は豊富でお値段も手頃で良いですね。
丁度この時は東北地方で人気の駅弁を一同に集めた臨時販売所があり、普通の駅弁屋さんと臨時の駅弁屋さんを行ったり来たりして選んで購入しました。
上信鉄道の駅員さんに聞くと私達が乗る列車は4人掛けのボックス席がある車両との事でお弁当を食べるにも丁度良い列車でした。
ボックスシートはこの車輌のみにあります
往復乗車券と入場券がセットになった記念切符とお弁当
車窓は秋の景色で、稲刈りの時期のようでした
単線の列車に揺られ、田舎の景色を楽しみながら駅弁を頬張るのも日本ならではの旅の楽しみ方です。
上州富岡駅には40分ほどで到着しました。
上州高岡駅に到着しました
駅は部分的に綺麗に改装されていました
東京は小雨が降っていましたが、富岡はなんとか大丈夫そう。
駅から製糸場まではシャトルバスが出ているようでしたが時間が合わないために徒歩で向かいました。
約1キロですので15分ほどの道のりです。
駅舎には簡単な案内所があり、地図などを入手しました
所々に歩いて行く方向の案内がありますので迷うことはありません
製糸場に近づくと名産品を売るお店の数が増えました
途中には地元の名産品を販売するお店があり、お土産を見たり試食もしたり出来るので、シャトルバスに乗るよりは楽しいと思いました。
シルク石鹸と言う富岡産のシルクから抽出した成分で保湿してくれるという石鹸を試すようにお店の人に声を掛けられますが、ここは足早に通り過ぎます。
富岡製糸場に到着しました
富岡製紙場に到着しました。
場内ではガイドツアーが1時間半置きに行われており、ツアー代も200円でしたので参加することに。
広い敷地は東京ドーム1.15個分の広さ
ガイドツアー参加券を券売機で購入。¥200円です
ガイドさんの案内がなければあまり理解しないうちにすぐに見学も終わってしまう所でしたが、やはりこういう場所では案内があると詳しく教えてもらえるのでお勧めです。
ガイドさんから離れていても無線のイヤホンで案内は聞こえます
東置繭所。木骨レンガ造りという西洋と日本の建築を組み合わせて建てられました
工場の完成は今から143年も前の1872年7月
繭から糸を取り出す繰糸所外観
製糸場の建設(明治5年/1872年)からその後の現在に至るまでの歴史、生糸の作り方や工女の生活などを場内を歩きながら教えてもらえました。
繰糸所の内部。屋根には最上部にもう一つ空間と屋根があり換気が出来る構造になっています
初期の工女の作業の様子
1987年に操業停止するまで使用されていた機械の仕組み
ツアー終了後には、ツアーで訪れなかったエリアを見て回ったり、生糸の製造を初期の機械を使って実演しているのを見学したり、繭の倉庫を改装したおみやげ屋さんを覗いたりしました。
何が出てくるか分からないので発掘しているとの事でした
現在全面的に補修中の西置繭所
動きが遅いのでおもちゃかと思ったら本物でした
糸を取り出す作業の実演を見学
見学後は再び来た道を歩いて戻り、列車に乗って高崎駅に戻りました。
製糸場から上州富岡駅までの帰り道。一緒に行ったO氏の体力が限界に達したので休憩
帰りの列車には地元群馬の企業名が入っていました
座席は通勤列車のスタイルでした
高崎駅に戻ると新幹線の時間まで少しあるので、駅にあるお土産物屋さんに立ち寄ってみました。
ここまで何もお土産を買っていない事に気づき、手頃なお土産を探すことに。
ここでさっきの道端でスルーしたシルク石鹸を見つけて結局購入。
有りがちなパターンですが、こんなことなら最初っからお店で試しておけばよかった。。
今回は東京から気軽に日帰りで遊びに行ける観光地を紹介してみました。
皆様も機会があれば是非一度訪れてみてください!
北米予約センター YM
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