1/17/2014

ホノルルマラソンの楽しみ方

今回のブログでは12月に行われ参加したホノルルマラソンの様子を綴ってみました。


毎年12月の第2日曜日に行われるホノルルマラソン。
マラソン本番の日が近づくに連れてホノルルの街全体が盛り上がりを見せます。
ホノルル空港に到着するとランナーを出迎えるバナーが掲げられており、国際便で到着し、
通関後に外へ出るとハワイアンミュージックとフラダンスで出迎えられます。
街中の道路には交通規制をする柵や規制を案内する表示板の準備も進み、
いよいよ本番が始まる実感も出てきます。

ホノルル空港にてお出迎え

トロリー運行経路図

トロリーからの眺め

コンベンションセンターに到着

ゼッケンを受け取る様子


“ 前日はどう過ごす? ”

ランナー達の本番前日の過ごし方は様々です。
前日はストレッチをして身体を動かす人、ジョギングで汗を流し最後まで調整に余念が無い人、
一切のトレーニングをせずに身体を休める人、夕方遅くまで観光に駆け回る人などなど。

大会前々日のゴールの様子


マラソンで好タイムでゴールしようと思うと、練習は長期間にわたって行う必用があり、
少しずつ長距離を走れる身体を作り上げますので、一夜漬けではどうにもなりません。
テストの前日にたまたま勉強した所が出題されて高得点を取ってしまった、という様な事はマラソンでは起こらず、
前日にどう足掻いても急に早く走れるようにはなりません。ある意味、諦めも肝心です(笑)。


ホノルルマラソンには様々な目的で出場する方が居ます。
自己ベストや目標タイムを目指す人、初マラソンでとにかく完走(歩いてでもゴール)する事を目標にする人、
卒業旅行として参加する人、ホノルルマラソンに出場する事がだった人などなど。
ですので沢山練習をして好タイムを残す事だけが全てではありませんので
それぞれの目的によって前日の過ごし方も違うことでしょう。


ただ、殆どのランナーは本番前日の夕方は早めに食事を済ませて早めに就寝します。
普段は夜遅くまで賑わっているカラカウア通りも、マラソン前夜ばかりは午後9時過ぎには通りは閑散としてしまいます。

ツアー参加者の皆様

元日に放送された特番の撮影中でした


“ 本番の朝は早い "

マラソン当日の朝、ランナー達は午前1~2時頃には起床します。
顔を洗って目を覚ましたら午前5時のスタートに合わせて朝食を胃袋に詰め込みます。
42.195kmのフルマラソンを走り切るにはそれなりにお腹を満たしておく必要があります。
フルマラソンに必要なカロリーは普段の生活で1日に消費するカロリーの約3倍です。
カロリー、エネルギーを摂取するには炭水化物が効果的で、
カーボローディングと言ってレースの数日前から炭水化物を多めに食べ続けてエネルギーを蓄えます。
当日朝の食事も炭水化物を摂る為、おにぎりなどを食べます。
起きたばかりでお腹も空いていないのにおにぎりを2~3個食べるのは意外に大変。
水分補給も必要ですが、ご飯を喉を通す為に一気に水分で流し込むと
マラソン出発前のトイレが近くなってしまいますので、
水分は一度に摂り過ぎずにこまめにとる必要があります。


おにぎりを一口かじっては着替えをし、また一口かじってはゼッケンを取り付け…。
なかなか喉を通らない食事をしながらウェストポーチの中の補給食やサプリメント、
音楽プレーヤーなどの装備も確認します。 起きてから部屋を出るまでに1時間と想定して起床しましたが、
もうあと30分余裕があった方が良かったなと思いました。

マラソン当日の朝、ホテルのロビーで集合しました


“ スタート地点へ向かう ”

滞在ホテルから程近いホノルル動物園前から、スタート地点までランナー達を送り届けるバスが運行しています。
バス乗り場に到着すると沢山のランナーがバスに乗り込むために列を作っていますが
次々とバスが来るのでそれ程待たずに乗り込む事ができました。
明かりが消えて真っ暗な車内には何となくスタート前の緊張感も漂って居ます。

スタート地点行きのシャトルバス乗り場


10分程でスタート地点に到着。
そこに集まった参加者の数は約3万人。
バスの車内から見えた人の海に一瞬圧倒されました。
参加者の半分以上が日本人の為、会場のアナウンスは英語と日本語で交互に行われていて、
海外マラソンとは言え“アウェイ”感じもせず、日本で行われているような感じすらします。
一際明るいライトの周りに人だかりが出来ていて、近づいて中の様子を覗いて見ると日本のテレビ局の撮影でした。
お祭り気分の中、それぞれ記念撮影をしたり、ストレッチやウォーミングアップをしてスタートの瞬間を待ちます。

中央の男性は関西では人気のアナウンサーで、アタック25の司会もしている方です

コスプレをしたツアー参加の方がインタビューされました

フルマラソン参加290回目だそうです!


“ いよいよスタート ”

この時期のハワイは12月とは言え早朝でも雨風が無ければ寒くありません。
今回の本番の朝は無風で最低気温は20度程度あり、絶好のコンディション。
国家斉唱も終わり、一瞬の静寂の後、
遥か遠くで“パーン”とスタートのピストルの音がし、歓声が沸き起こりました。
それと同時に打ち上げ花火の大輪がまだ暗い夜空に広がりました。
花火は次々と打ち上がりますが、ランナーたちはなかなか動けません。
前方のランナーからスタートを切って行きますが、余りに参加者の数が多い為に
後方のランナー達がスタートするまで暫く時間がかかります。
数分すると徐々に動き出し、花火を見ながらゆっくりとスタートラインへと前進。
照明に照らされ、ひと際明るくなったスタートラインを超えたら手元の時計のストップウォッチを押し、長い旅の出発です。

打ち上げ花火が上がると、レーススタートです!
スタート出来るまで10分程かかりました

ダウンタウンには綺麗なクリスマスの飾りつけがあります



“ 目指すはゴール! ”

様々な目的で参加する人が居るように、マラソンの楽しみ方も様々です。
ホノルルマラソンは時間制限がなく、また参加者の半数以上が初マラソンですので
時間を気にせずにマイペースで楽しむランナーが殆どです。
家族や友達と並んでゴールを目指す人もいれば、ハロウィンパーティーのような仮装で走る参加者も沢山います。
仮装ランナーはひと際大きな声援を集めています。

しばらく走るとタレントの鈴木奈々さんに追いつきました!


仮装して走ったランナーからの感想ですが、普通の格好で走った時よりも余りにも視線を浴び、
応援の声が掛かるため笑顔で返事をしたり、歩いていると『○○がんばって!!』
という声がとても多くて、嬉しいながらも意外な大変さもあったそうです。

ダースベイダーもいました!


沿道から応援をしてくださる方々の中にはフルーツやお菓子、
氷や飲み物などを自宅前や歩道に用意をしてランナー達に配ってくださっている方もいらっしゃいます。
もちろん大会側から給水はありますが、この沿道からもらうフルーツなどは、
ただただランナーの為を思って、
自費で購入した食べ物を配ってくれていますのでとても有難く感じ、何よりも美味しく感じます。
給水などでは黙って受け取るランナーも多いのですが、
私は必ず『Thank you!』と言って受け取るように心がけています。

ウェディングドレスのランナーもいます


このイベントには約1万人のボランティアが様々な形でサポート、参加してくれています。
この様にマラソン大会に参加をするのはランナーだけではなく、
沿道に応援に来ている人達や1万人のボランティアがあちこちで大会をサポートしてくれている姿を見ると、
そんな中で走らせてもらえる事は幸せだなと感じます。
また、“最後まで精一杯頑張って完走しないといけないな”、とも感じます。

ゴールまで約5km

ゴールまで2kmを切り、下り坂でラストスパート中です


ゴール前には約1kmの直線があり、道の両側には大勢の観衆がいます。
途中何度も歩いていたとしても、この最後の直線は残った力を振り絞って格好良く走り抜けたいものです。
直線は1kmとは言っても意外に長いので、
直線に入ってペースを上げると途中で息切れしますので注意が必要です。
直線の奥に待っているゴールゲートをくぐると長かった42.195kmの旅が終了です。

最後の直線まで来ました

ゴール!タイムは自己最低ですが楽しめました!


自分がゴールした後、他のランナーがゴールしてくるのを応援をしていると
涙を流してゴールする人を沢山見ます。
マラソンでゴールをすると普段では絶対に味わえない感動を得る事ができます。

シャワーを浴びて汗を流します

ゴールの公園の案内板

地元の学生がマラサダを作っている様子

すごい量のマラサダ

完走Tシャツの受け取り場所

いろんな格好の人がゴールして来ます

タキシードとドレスのカップル

丸太を担いで走る人も!

ゴールした公園のステージでは表彰式が行われます

午後もまだまだゴールするランナーがいます

ツアー参加者の皆様を空港へお見送り

ツアーで利用したホテル、マリオット・ワイキキビーチ

マリオット内に設置したツアーデスク

ワイキキの夕日


まだ年は明けたばかりで、12月のホノルルマラソンまでまだまだ時間はあります。
是非今年の目標の一つに加えてみては如何でしょうか!


IACEトラベルではホノルルマラソンツアーの作成、販売を始めて今年で5年目となりました。
今回からはアメリカにお住まいの皆様にもご参加頂けるように準備をしております。
後日IACEトラベルのWebサイトでもご料金などをご案内させて頂きますので、
挑戦をご検討されたい方は是非お問い合わせくださいませ!

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