4/12/2019

西海岸7泊8日オレゴン州とワシントン州のロードトリップ

アメリカといえば”ロードトリップ”を連想する方が少なくはないのではないでしょうか?
今回は私が体験した西海岸のロードトリップ(オレゴン州とワシントン州)のロードトリップならではの見所をご紹介します。

【オレゴン州】
レッドウッド国立・州立公園
1980年にユネスコの世界遺産に登録された、カリフォルニア州の北に位置するレッドウッド国立公園は世界一の高さに成長する木々があり、樹齢が千年以上。世界のレッドウッドのほぼ半分を保護している壮大な公園群です。その名も地面に落ちている枯葉や土は赤。残念ながら世界一高かった木は折れてしまい個々の木の高さで世界一のものはこの公園外にあるのだそうです。場所は保護のため明かされていません。道路の道幅がせまいため車の数を制限しているので静寂を守られています。運がいいと野生のエルクという種類の鹿に遭遇できるかもしれません。私は実際に4匹遭遇しました。レッドウッド国立・州立公園を訪れる際には極力朝早く行動することをお勧めします。





クレーターレイク
オレゴン州南部にあるクレーターレイクは、アメリカで最も深い湖。はるか昔の火山活動によって形成された湖の深さは592m、世界でも7番目の深さです。アクセスも良くなく主要の観光ルート上に無いため訪問する観光客も他の国立公園に比べるとぐっと減り、日本人はほとんど訪れないのです。湖の周辺にはたくさんのトレイルがあるので、夏でしたら大自然の中を歩いてみるといいでしょう。なかでも、リム・ヴィレッジから歩いていけるガーフィールド・ピークが人気です。
私が訪れた時期は冬の12月で、リムドライブが雪で覆われていて幻想的な景色でした。しかし、冬のクレーターレイクは注意が必要です。雨雪で道路が凍ったり、雪が積もりすぎてしまうとリムドライブが閉鎖されてしまいます。なので逐一ウェブサイトにてチェックが必要です。





ティラムック チーズ工場
オレゴン州ティラムック郡に位置する、ティラムック チーズ工場。こちらのビジターセンターではアメリカで有名なチーズが作られる工程が無料で見学でき、数種類のチーズの試食もできます。中にあるカフェで食事やアイスクリームを頂くのも楽しいです。アメリカのアイスクリームはシングルサイズでもとても大きいのですが、ジュニアサイズを2ドルで購入できるので、お手ごろで丁度いいサイズなのでお勧めです。




キャノン・ビーチ、ヘイスタック・ロック
グーニーズのモデルでありロケ地となった名所。グーニーズの宝の地図に指し示された「あの3つの岩」、そして実際に1世紀を超えてもなおこの浜辺に存在し続けている歴史的な「難破船の残骸」がこの浜辺で鑑賞できます。ここにあるのはピーター・アイアデール号という名の船の残骸。腐食し浸食され、その一部を波にさらわれたりと、姿を徐々に失いつつあるのでこの船の残骸をいつまで鑑賞できるのかはわかりません。なので興味のある方は是非、姿のある今のうちにご観光を。

マルトノマ滝
オレゴン州ポートランドの北、ヒストリック・コロンビアリバー・ハイウェイ沿いに位置する、オレゴンで一番高い滝。2段に連なって流れ落ちる滝には頂上まで続くハイキング・トレイルがあり、この滝を訪れる人の多くは滝の中腹にあるベンソン・ブリッジまで400mのハイクを楽しみます。滝のみずしぶきでとても足元滑りやすくなっており、天候も変わりやすいので、歩きやすい靴と寒さしのぎのジャケットを万全に用意しておくとよいでしょう。



ヤーキーナ ヘッド灯台
1872年に設立された古く歴史的な、オレゴンで一番高い灯台。オレゴンから、またはカリフォルニアからパシフィックコースとハイウェイをずっとまっすぐ行くとオレゴン州ニューポートビーチに位置しています。この灯台を鑑賞出来るのは朝10時から夕方4時、日没までとなっております。日没ぎりぎりに訪れると夕焼けをバックグラウンドにロマンチックな写真を撮れるのでお勧めです。崖の下の沖の方を見てみると、アシカの大群が休んでいるのを見ることも出来ます。



【ワシントン州・シアトル】
*シアトルは観光名所がたくさんあります。ほぼ全ての箇所で入場料を取られるので、シティ・パスの購入をお勧めします。大人は99ドル、子供は79ドルでスペースニードル、シアトル水族館、シアトルハーバークルーズ、エクスペリエンス・ミュージック・プロジェクトかウッドランド・パーク動物園のどちらか、パシフィック・サイエンス・センターかチフーリ・ガーデン・アンド・ガラスのどちらかの計5箇所をとてもお得な価格で観光できます。この箇所を観光する際は、駐車場が非常に少ないので、ピア66の近くにホテルをとってそこから歩て観光するのがよいでしょう。






*私が今まで食べた中で一番おいしかったアイスクリームは、“Kurt Farm Shop”のチーズアイルクリームです。シアトルの Capitol Hillに位置しています。オーナーがバション島に所有している農家で、オーガニックの材料を元に作られたカスタードベースを使用しアイスクリームをつく売っています。チーズアイスクリームの中にはチーズのかけらが入っていたりと食感も楽しめます。色々な種類があるので家族や友達と少しずつ味を交換して楽しめます。


ケリーパーク
ホテルへ着く前にまず車移動で抑えたいのは、ポストカードの写真でおなじみのシアトルの光景。ケリーパークではその絶景がとれるので、日中の明るシアトル全体、またはライトアップされたスペースニードルを真ん中に渾身の一枚がとれるといいですね。


スペースニードル
高さ184mのスペースニードルは、シアトル万国博覧会(1962年)の時に建設されたタワーです。スペースニードルには、1日2回入場できるDay/Nightチケットも販売しています。シティパスにもついてきますので昼夜でまた違った光景を鑑賞したい方にはもってこいのチケットです。展望デッキからは360度見渡せ、高さは150mと低いですが、市内中心部に位置しているためとても見ごたえのある夜景が楽しめます。デッキのガラスとガラスに少し隙間があるので、そこにカメラを合わせるとガラス越しとはまた違った迫力と透明感で撮影できます。ちなみに、南側にはマウントレーニアも確認できます。また、フーリ・ガーデン・アンド・ガラスからもスペースニードルが見えるので、色々な角度からのスペースニードルの姿を撮っても楽しめます。





パイク・プレース・マーケット
パイク・プレース・マーケットの入口に大きく見えるのが『PUBLIC MARKET CENTER』 の看板。現存するマーケットでは全米で最も歴史の長いマーケットの入口です。日本の築地のようにたくさんの新鮮な海鮮類、名産のキングサーモンとダンジネス・クラブなどが店頭に並び、農作物から土産物になるドライフルーツやアクセサリ類、手作りパン、ハンドメイドの小物など、他では購入できないような商品がずらりと並んでいて、見るだけでもとても楽しいです。是非チェックしてみましょう。アンティーク・ポスターなどを売る小売店があり、中にはアメリカのドラマの1話と最終話の台本も売られていて、お気に入りのドラマの台本があれば記念に購入するといいお土産になりますね。

スターバックス1号店
ファンでもファンでなくても見逃せないのがスターバックスの1号店。1971年に開店したこの店舗は、当時使われていたロゴを掲げていて、この店舗でしか販売していないタンブラーやマグカップにもそのロゴとPike Place Market』 の文字が入っいるのでお土産にとても人気です。座る場所はなく、ドリンクやお土産を買うだけですが、一年中観光客でにぎわっています。ちなみに、マーケットに入る手前にもオリジナルのロゴであしらったスターバックスがありますが、これは1号店ではないので要注意。




ガムウォール
あの有名なガムウォールは正面入口の左側の坂を下ると、噛んでなすりつけられたガムが両側の壁にびっしりとついているのが見えてきます。このガムウォールは世界で一番汚い観光スポットとも知られています。始まりは1990年代、コメディシアターの開演を待つ人たちが、自分たちが噛んだガムを壁になすりつけたのが始まり。いまや高さ約2.5メートル、横幅約15メートルになっています。2015年と2017年11月に清掃されましたが、これからは年に一度清掃されるそうです。私自身、訪れてよかったと思える場所ではなかったですが、実物を自分の目で見てみたいという方は是非。


私のこのロードトリップは7泊8日で予定していた箇所全てを見ることが出来ましたが、朝早くから丸一日行動をし続けた結果なので、時間に余裕があり、ゆっくり観光されたい方にはもう少し長めに日にちを取るといいかもしれません。

ご笑覧頂きありがとうございました。

0 件のコメント:

コメントを投稿