8/31/2017

United Airline Polaris 搭乗体験

今年から導入されたUnited航空新型ビジネスクラス、Polarisシート及びPolarisサービスを、日米間で同機材が導入されている、UA837便SFO-NRT(777-200)にて体験した。当日はSFO空港ゲート100番(100番台はすべての国際線出発サテライト)から出発、同ターミナルは、2階建てで綺麗で大変分かりやすい。


【搭乗】
搭乗後、パーサーからのグリーティング、その後、CA担当者がウエルカムドリンクの注文と共に、チョコレート、アメニティ、メニューが配られた。フリース製のスリッパは裸足で履いた感覚が気持ちいい。
アメニティ、チョコレート、ウエルカムドリンク

ブランケットはSaks fifth avenueとのコラボ
さすがに、新型座席とあって、すべてが新しい設備の印象。1-2-1の配列により、全席通路側席。昨年の発表会でも確認したが、中央2列席は、前から交互に2席が近い、遠い、近い、という工夫された配列。これにより知り合い同士は近い方の座席をアサインすることにより、独立した座席ながら「かなり」隣同士が近くなる。また、知らない人同士のためにはパーテーションを利用することにより、個室空間も保てる設定となっている。




私は左列窓側7Aを選択。窓側座席も、前後の配列が窓より、通路よりの2種類があるが、共に独立した座席のため、どちらにしても何ら違和感はない。窓から外を見たい場合は奇数席をアサインすることで、より窓側に近い空間となる。
また驚いたことは、シートベルトが3点式となっており、腰のベルトのほか、肩から斜めに締めるベルトが装備されており、それに気付かない私はアテンダントの指示で肩掛けベルトを装着。これも安全確保のための工夫なのだと納得。

【食事・サービス】
Polarisサービスの特徴の1つ、ワインテイスティングを体験。赤又は白のいずれかを選択、異なる3種類を写真のような容器に入れてもらい、ホットナッツと共にテイスト。その後気に入った種類を注文する流れ。
ワインテイスティング

他社のビジネスクラスにはないサービスゆえに、今回のPolarisサービスの違いを味わった瞬間。その後、通常のミールサービスが始まる。

メインが終るとチーズ、フルーツ及びポートワインのサービス、その後デザートのコーヒー、アイスクリームをいただく。
デザート、コーヒー、アイスクリーム
ここまでどれくらいの時間を要したのか?よくよく時計を見ると、最初のサービスからおよそ2時間近く経過していた。ワインテイスティングの時間がそれなりにかかるので、全体のミールサービス時間が長く、搭乗者はゆっくりと食事を楽しめる。
ブレックファースト

【座席、毛布など】
座席スペースは充分確保されている、また手回り品を収納するスペースも広く、機内で仕事をする人にとって使い勝手がよい。小物入れの扉の内側には鏡が装着されており、ちょっとした気遣いがありがたい。
収納スペース
扉内側の鏡
テーブルも大きくちょっとしたビジネスデスクという感じ。
折り畳み式テーブル


今では当たり前のフラットベッドだが、米系でははじめてマットレスを導入、また通常の枕のほか、アテンダントにお願いすると低反発のジェルピロー(青色のまくら)を用意してくれる。 


ゆっくり休みたい人向けに、アイルの座席番号表示下に「DO NOT DISTURB」を点灯させることが出来る。

ブルー基調の照明が睡眠を快適にする雰囲気を感じた。

【総評】
現在日本路線では、今回体験したSFO-NRTのみだが、10月28日よりEWR-NRT線に同機材が導入される。今後、益々ビジネスクラスの業界競争が激しくなる中、ビジネス客の多いEWR路線への導入により、Polarisの評価がどのようになるか大変興味のあるところだ。

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