10/14/2013

日本滞在記 第3章 小江戸・川越

今回は私の実家のとなりまちの“小江戸・川越”をご紹介いたします。


川越市は埼玉県南西部に位置する人口35万人の市です。
埼玉県内では、さいたま市、川口市に続き3位の人口を擁しております。
西武新宿線の最終駅である本川越駅、JR・東武東上線川越駅周辺はお買物客らで賑わっております。

“小江戸・川越” と書きましたが 「なぜ!?小江戸?」 かと申しますと、
「江戸のように栄えた町」、「江戸時代を感じさせる町」、
更には「江戸との関わりの深い町」、「江戸の風情を残す古い町並み」といった意味合いがあるようで、
川越は昔ながらの江戸時代の町並みが未だ残っています。




川越の代表的な観光地は、一番街エリアと呼ばれる場所です。ここには蔵造りの町並みと菓子屋横丁があります。
川越のシンボルとも言える「時の鐘」もあり、まるで時代劇を見ているような川越城下町を堪能できます。 




時の鐘は文久元年(1861年)に鋳造された銅鐘ですが、
明治26年の川越大火(1893年)で鐘楼もろとも焼失してしまいました。
再建に関しては川越の町人を中心に学者、政治家、実業家や当時の町長らも巻き込み
義捐金として寄付が募られ大火の翌年に完成しました。
現在も時の鐘は、六時、正午、十五時、十八時の計4回、毎日時を報せてくれています。


川越商人は大火のあと住まいやお店が焼けてしまったにも関わらず真っ先に「時の鐘」の再建を最優先にしたようです。
それほどのものだったんですね。


その「時の鐘」がある周りは蔵造りの町並みが続きます。
やはりこのあたりも川越大火で街の建物の2/3(1200軒弱)を失ってしまいました。
しかし川越商人は大火にも負けず、火事に強い土蔵で建てなおし、その姿は今でも立派に残っております。
大火の後に街の再建のために江戸から職人がこの地域に集まったお陰で、江戸の文化も取り入れられ、
この辺りが小江戸として今でも賑わい続ける事となりました。




この一番街エリアにはガラス細工のお店や和菓子の亀屋、鰻屋、蕎麦屋など観光して
お食事をしてお土産も買う事が出来るお店が沢山軒を連ねています。


一番街エリアの中に菓子屋横丁と言う路地があります。
蔵造りの通りから小さい路地に入るといくつもの昔懐かしいお菓子屋さんが並んでいます。
明治時代初期は70件程あたものが現在は10数軒となりましたが、
日本一長いふ菓子や川越名物「お芋」を使ったお菓子、はかり飴のお店などが所狭しと並んでます。
特に週末は賑わいますが、最近は日本人ばかりでなく、外国人観光客も沢山見かけるようになりました。




東京からのアクセスは電車で1時間以内ですので、埼玉に行く機会があればもちろん、
東京に行く機会がありましたら是非、小江戸・川越に足を運んでみて下さいね。


毎年秋に行われる川越祭りも東京及び近郊から数多くの方がお越しになります。
今年は10月19日、20日に開催されますので機会があれば是非行って見てください!


ロサンゼルス支店 K


観光サイト:http://www.koedokko.net/
川越まつり公式サイト:http://www.kawagoematsuri.jp/index.html

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