1/12/2018

ホノルルマラソンってどんなマラソン?

毎年12月の第二日曜日に行われるホノルルマラソンですが、今回も当社でツアーを催行しました。
私は添乗しつつマラソンにも参加して来ましたので、その際の様子をご案内いたします。

ハワイで走るフルマラソン、ホノルルマラソンとはどんなものだと思われますか?
日本やアメリカ各地で行われるマラソン大会とはどのような違いがあるのでしょうか。
マラソンスタート1時間前のスタート地点

私は個人的にはホノルルマラソン以外にはロサンゼルスマラソンにしか参加した事がなく、他の都市でもマラソンについては知り合いから聞いたり写真を見せてもらったことしかありませんが、ホノルルマラソンを色々な点で他のマラソン大会と比較をしてみようと思います。
スタートを待つランナーたち

マラソンの規模は?
2017年のホノルルマラソンはフルマラソンのエントリー者数が26,371人で、そのうち日本人(日本からの)は11,727人、実際に出走した方の数は少なくなりますが、完走者数は20,351人でした。
アメリカでは他にも世界最大の参加者数が居るニューヨークシティーマラソン(51,307人出走)や、シカゴマラソン(44,508人完走)、ボストンマラソン(27,222人出走)、ロサンゼルスマラソン(18,916人完走)など大きな大会が幾つかありますが、その中でもホノルルマラソンはアメリカ国内では4番目の大会規模となっています。
2017年の東京マラソンは33,932人が完走しました。
午前5時、打ち上げ花火と共にスタート!

参加者数を見ると全世界のマラソン大会の中でも上位に挙げられる大きな規模の大会です。
しかしホノルルマラソンは他のマラソン大会と決定的に違う部分があります。
まず、参加者人数に制限がありません。
年齢制限は7歳以上で、他の主な大会は大抵16歳か18歳と定めている大会が殆どです。

他の大会では抽選や参加資格タイムのクリアにより参加が認められる大会も多いのですが、今のところホノルルマラソンは途中で募集が締め切られたことはなく、大会前日まで申込みが可能となっています。
綺麗なイルミネーション前では写真を撮って一休みするランナーも多いです

また、何よりもタイム制限がありませんので、最後の1人がゴールするまでゴールタイムが計測されます。
他の大会のように制限時間切れとなり、コースの途中でバスに収容される事もありません。
ちなみに今回のホノルルマラソンで最後にゴールした方のタイムは13時間03分でした。
安心して(?)マイペースでゴール出来ます。
太陽が昇るまでの序盤は疲れも見せずに走り続けるランナーが多いです

マラソンコースは?
大抵のマラソン大会は開催される街の見どころを走れるように、観光地を巡るようなコースになっています。
例えば人気の東京マラソンでは浅草、スカイツリー、銀座、東京タワー、東京駅など、東京観光ができてしまいます。
ロサンゼルスマラソンも負けてません。
まずドジャースタジアムから出発し、中華街、リトル東京、ダウンタウン、ハリウッド、ビバリーヒルズなどを通ってサンタモニカでゴールしますが、コースとしてはかなり楽しいコースです。
18th Aveに出ると下り坂になり、正面に登ってくる朝日が綺麗です
ハイウェイでは折り返して来たランナーとすれ違います
友達やツアー仲間を見つけるとテンションが上がって力が出て来ます

ホノルルマラソンのコースは観光名所も少し巡りますが、主に綺麗な景色を楽しめるコースとなっています。
午前5時に盛大な打ち上げ花火でスタートします。
花火は約10分ほど花火大会のように続きますのでスタートラインを超えるまでは花火の写真や動画を撮影する人が多いです。
12月はクリスマスの飾り付けもあるため、出発後はダウンタウンやワイキキのイルミネーションを楽しむことが出来ます。
テレビ撮影中の有名人を見かけることもしばしば
今回は浅田真央さんを発見
今年も虹がかかりました
ハワイのことわざ ”No Rain, No Rainbow" の意味は
マラソンに参加する事の意味ともつながりを感じます

走り出してしばらくすると朝日が昇り始め、差し込む光が新鮮で幻想的です。
スコールが降ると虹が掛かり、陽が照ると肌を焦がします。
山や海、ヤシの木などはコースを通して見ることが出来、南国の雰囲気が溢れています。
ホノルルマラソンは自然を全身で感じながら走ることができます。
ホノルルマラソンでは親子で参加するランナーもよく見かけます

沿道からの応援は、他のマラソン大会では数万人もの見物人が鈴なりになって居る大会もありますが、ホノルルマラソンではそこまで多くはありません。
ダイヤモンドヘッドが近づいてきたらゴールは間近
あと4キロ弱

しかし沢山の温かい声援やメッセージボードの応援は本当に気持ちが伝わって来ます。
日系人も多いので応援も日本語で沢山頂きます。
住宅街のエリアではオレンジやバナナ、おにぎり等を用意してくれるファミリーが沢山いる所もアロハスピリット(愛や喜びをみんなで分かち合うこと)のハワイならではの光景です。
ダイヤモンドヘッドの上り坂は最後の難関
坂の上からは海の眺めが一番綺麗な所
ゴール手前では沢山の観衆の前を駆け抜けます
ゴールまであと僅か
長くて、痛くて、辛いながらも楽しかった42キロの旅も終わりです
ゴールの気分は何度味わっても気持ち良い物です

ゴール後の楽しみは?
ホノルルマラソンではコース途中で食べ物の配布がありませんが、ゴール後にはハワイ名物、揚げたて熱々のマラサダが食べられます
マラサダはポルトガル系のハワイ移民が広めた揚げパンのようなお菓子です。
砂糖がかかった甘くてフワフワなマラサダを食べれば疲れも和らぎます。
ゴールすると貝殻のネックレスと完走メダルを首に掛けてもらいま
こんな立派なメダルを首に掛けてもらえるのもマラソンならでは
今回も沢山のボランティアの皆さんにサポートして頂きました
マラサダのテントには常に人が集まります
もらったマラサダ
2つ、3つ食べる人も多いです

ホノルルマラソンゴールのカピオラニ公園は緑が溢れ、ゴール後に疲れたランナーの身体を癒してくれます。
ゴール後のカピオラニ公園の様子
午後1時からは公園内のステージで表彰式が行われます
この昼下がりの公園の雰囲気がたまりません

世界中にはいろいろなマラソン大会があります。
アメリカでも日本でもマラソンの人気は高くどの大会もそれぞれの良さがあり、楽しみも用意されています。
そんな中でもホノルルマラソンは何度参加してもやっぱり特別な物ではないかなと思います。
いつかはマラソンに参加してみたいなと思う方には是非ともホノルルマラソンに参加して頂きたいと思います。
一度参加して頂ければその良さをきっとわかって頂けると思います

2018年のホノルルマラソンは12月9日(日)、午前5時にスタートです!
マラソンツアーに参加してみたいなと思う方、是非お問い合わせください‼
ツアーにご参加頂いた皆様、有難うございました!

問い合わせ先:travel@iace-usa.com
電話:1-877-489-4223
担当:北米予約センター、宮嶋

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