7/15/2016

セントマーチン島 - エコフレンドリーアイランド

ジョン・F・ケネディ空港からセントマーチン島へ向かいます。

セントマーチン島は面積にして約88キロ平米で、日本の伊豆大島よりも小さい島ですが、北はフランス領、南はオランダ領と真ん中で二つの国に分断されています。
また、フェリーで20分ほど行けば、イギリス領のアンギラという島にも行くことができます。
通貨は主にUSドルとユーロです。
気候は7~11月くらいまでが雨期ですが、ハリケーン等でない限り、雨が一日中降り続くことはありません。
気温も一年を通して最高気温27~31℃、最低気温も20℃以上あります。
世界120カ国から外国籍の方々を積極的に受け入れていることから、「エコフレンドリー アイランド」の名を持ち、島の方々はおおらかで観光客をとても温かく迎え入れてくれます。
東カリブ海クルーズの寄港地の一つでもあります。

セントマーチン島といえば、メディアにも取り上げられたこともある「世界で一番危険なビーチ」の異名をもつマホビーチが有名ですが、島内には全部で37つのビーチがあり、レストランやホテル、バーの近くで賑わっているビーチから、誰もいないようなビーチ、ヌーディストビーチまであります。
本格的なフランス料理も比較的お手軽な値段で食べられ、カリブ海の中でも美食の島として知られています。

まずジョン・F・ケネディ空港からは、アメリカのLCCであるJET BLUEを初めて利用し約4時間のフライトでした。
JET BLUEは、LCCの中でも料金設定は少々高めとなっておりますが、サービスも良く、シートバックモニター搭載、機内でのソフトドリンクとスナックが無料で提供されました。
受託手荷物は、チケットタイプにより、含まれているものといないものがあります(一番安いチケットタイプには含まれていません)。
JET BLUEは、ターミナル5。
現在はJET BLUEとハワイアン航空のみとなっておりますが、チェックインカウンター、セキュリティーともに大変混雑しておりました。
JET BLUEでは通常のセキュリティーとは異なったセキュリティーレーンを利用できる、「Even More Speed」という有料サービスを設けています。
長蛇の列に並ばずにセキュリティ ーを抜けられるということでしたが、この混雑では有料サービス利用者がいるのも納得でした。
受託手荷物がある場合、2時間前では間に合わない可能性があります。
搭乗ゲート前のスペースにはiPadがあり、無料で利用できるようになっていました。
配列は3-3でした。
革張りのシートで、シートピッチも広く快適でした。
往路はかなりの揺れでしたが、無事にセントマーチン島のプリンセス・ジュリアナ空港に到着。
免税店やお土産屋は数店舗と少なく、規模は大きくはないものの、空港自体はとても綺麗でした。
空港からはタクシーでホテルへ向かいました。
タクシーは乗用車であったりミニバンであったりまちまちですが、ナンバープレートは必ず「TAXI-****」と記載されているので、それが自家用車やバスと見分けるポイントとなります。
今回私が宿泊したのは、オランダ領サイドのシンプソンベイエリアのシンプソンベイリゾート&マリーナで、空港からはタクシーで15分前後でした。
料金は、別のお客様と乗り合いでチップ込み$15。
マホビーチまでバスで15分ほどと近く、フランス領の首都マリゴやオランダ領首都フィッリプスバーグへも車で20~30分で行ける距離で便利でした。
リゾート内に、ビーチ、プール、カジノ、レストラン、コンビニがあり、ツアーデスクもあったのでマリンアクティビティーの申し込みも可能でした。
初日はビーチでのんびり過ごしました。

翌日は、ホテル→マリゴ→アンギラ島→フィリップスバーグを回りました。
オランダ領とフランス領の国境で入国審査等はなく、気付いたら国境を越えてるという状態です。
マリゴはフランス側の中心地です。
中心地といっても人通りは少なく、空いている店と空いていない店がまちまちだったため閑散としているイメージでした。
マリゴのフェリーターミナルから徒歩5~10分程にある、1789年にフランス人が島の監視と攻撃のために建てた「セント・ルイス砦」に行きました。
セントマーチン島でのビーチ以外で唯一の観光名所と言ってもいい場所です。
丘の上にある砦から見るマリゴの街とカリブ海はとても綺麗でした。
その後マリゴのフェリーターミナルから20分で行けるイギリス領・アンギラ島へ行きました。
往路のマリゴ発は$25、復路のアンギラ発は$28。
クレジットカード利用不可の為、現金が必要です。
出入国審査もあるため、パスポー ト必須。
十分日帰り観光可能です。
写真はフェリーターミナルとボーディングパス。
今回乗船したフェリーは、たまたま大きい船だったため多少の揺れで済みましたが、小さい船にあたってしまう場合はかなり揺れるそうです。
45分毎にフェリーは運航しています。
アンギラ島着、入国審査を受けます。
アンギラは公共の交通手段が無い為、レンタカーまたはタクシー移動となります。
フェリーターミナル直ぐに地元の方々がレンタカーやタクシーは利用しないか?と聞いてきますので、利用する際はフェリーターミナル付近で手配が出来ます。
ビーチ以外はなにもない島です。
ホテルの方に聞いたお勧めのビーチは、ランデブーベイとショールベイのビーチという事だったため、フェリーターミナルから近いランデブーベイに行ってみました。
白い砂浜とターコイズブルーの海がとても綺麗でした。
フェリーでマリゴに戻り、次にオランダ領の中心であるフィリップスバーグに向かいました。
マリゴとフィリップスバーグ間はバスが通っており、$2で利用できるので割安です。
乗っている時間は30分前後でした。
バスの時刻表はありませんが、5~10分くらいの間隔でバスは来ているようで長時間待つということは無さそうでした。
フィリップスバーグも小さい町なので、徒歩で十分見て回れます。
ビーチ沿いは沢山のお店が連なっており、クルーズ客の方々で賑わっていました。
ブルガリ等の高級ブランド品店もあります。
しかし、クルーズ客が居なくなる16~17時になると、お店も軒並み閉店となり見られるお店が限られてしまいます。
バスはワゴンタイプとなり、ナンバープレートが「BUS」となっているのが目印。
バス停は目立たない為、ホテルの方等に事前に確認しておいた方がいいです。
フロントガラスに行き先が記載されたプレートがあります。
セントマーチン最終日は、世界一危険なビーチとメディアで取り上げられたこともあるマホビーチに行って来ました。
ビーチで飛行機を待つ人もいれば、両端のレストランやバーでお酒を飲みながら、食事を取りながら、飛行機 を待つことも出来ます。
お昼前後は大きい機材のフライトが到着しますので、ビーチにはどんどん人が増えていきます。
KLMが一番迫力がありました。
ジェットブラストで波風が立っています。
フェンスにしがみ付いてジェットブラストを浴びる方々。
フェンスがガタガタ音を立てて揺れ、吹き飛ばされそうになっていました。
セントマーチン島へは、アメリカからはアトランタ、シャーロット、シカゴ、マイアミ、フォートローダーデール、ニューヨーク、ニューアーク、フィラデルフィア、ワシントンDC が直行便を、カナダはトロントから直行便が就航しています。
但し、毎日運航していない都市や週1回のみの都市もあります。

日本からは同日乗り継ぎは難しいため各都市でストップオーバーをすることとなりますが、それでも小さい島でありながら 2 組ほど日本人を見かけました。
ヨーロッパからやアメリカの方々が多いようで、家族連れやご年配の方々がもっとも多い印象でした。
カリブ海の温かい人々とふれあい、無料の航空ショーを見ては興奮し、近隣のカリブ海の島にも行きマリンアクティビティーも楽しみ、美味しい料理を食べて、綺麗な海を見ては癒される、セントマーチン島をはじめカリブ海では様々な楽しみ方があるかと思います。
のんびり流れる時間が心地よく、また来たい!と思わせてくれる素敵な島でした。

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